買い付けるたびに損をする株
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株式投資をやっていると、相性が良い株・銘柄と、相性が悪い株・銘柄ができてくる。
相性が良い銘柄とは、高値でつかんでも、なぜかあまり損をしないような銘柄で、相性が悪い銘柄とは、株価が上がっているのに、高値づかみしてしまって、損させられる銘柄だ。
ぐんぐん株価が上がっているので、これは良いぞと他の株を損切りしてまで買い付けたら、すぐそのあとからみるみる株価が下がり出す。
上昇トレンドの真ん中くらいで飛び乗ったはずなのに、買い付けた少し後にピーク(頂上)を迎えてしまい、売るタイミングを失って、結局どこかで損切りせざるを得なくなる。
ところが損切りした少し後から、またぐんぐん株価が上がりだし、「ああしまった」と思ってまた買いに入ったら、やっぱりまた高値づかみで、結局は損切りする羽目になってしまう。
こういうことはデイトレードではよくあることだし、スイングトレード(ウイークリートレード)でもよくある。
株価が上がりそうだという予想は正しいのだが、どこまで上がるかという予想ができておらず、買うタイミングと売るタイミングがちぐはぐなのだ。
こういった相性の悪い株・銘柄は、いくら有望でも、売買しない方が良い。
その株・銘柄を売買している他の投資家の気分というかリズムが、自分の気分やリズムと異なっていていて、それで失敗してしまうということらしい。
1日おきに動く株 2日おきに動く株
自分が売買している株・銘柄と、自分のリズムが合わないと言うことはよくある。
株というのは銘柄ごとにリズムが違っていて、曜日毎に動きが変わる銘柄もあれば、1日おきに動く株、2日おきに動く株など、それぞれ独特の動きをすることが多い。
なぜそういうことが起こるかは、一概に言えず、様々な要因が考えられる。
たとえばその銘柄に関連するニュースが出るタイミングによって売買が活発になったり閑散となったりする。
ドル円の為替レートに敏感に反応する為替敏感株なら、アメリカの雇用統計などの発表が近づくと、株取引が増えて値動きも激しくなってくる。
失業率が上がればアメリカの株が下がり、投資資金がアメリカから他の国へ行くので、ドル安円高になるという予想が立つし、逆に雇用統計が良ければドル高円安になるから。
またその銘柄の売買に参加している投資家のタイプとか、あるいは最低購入金額の高低によっても変わる。
たとえばデイトレーダー向きの低位株では、値上がりして値上がり率ランキングに載ると、とたんにデイトレーダーが集まってきて売買が盛んになる。
しかし株価が思うように上がらず下がり始めると、途端に蜘蛛の子を散らすように参加者が減る。
で数日後にまた値が上がると売買が盛んになり、2日もするとまた閑散取引になったりということが繰り返される。
メジャーな企業の株は金曜日の後場まで取引が活発だが、こういう閑散銘柄の場合は、木曜日の前場までが勝負で、木曜日の後場から金曜日までは、ダラダラと下がるというようなことも多い。
こういった銘柄独特の動きがつかめて、それに合わせて売買できるようになったら株取引で利益が出るようになる。