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セクターとは

更新日:

株や銘柄の分類としては、業種で分類する方法と、性質で分類する方法がある。

 

業種で分類する方法というのは、いわゆる「セクター」というやつで、「輸送機器(自動車メーカー)」「運輸業(陸運・空運・海運、鉄道会社や航空会社、宅配便など)」「金融業(銀行)」「小売り(スーパーやコンビニ衣糧品販売)」「サービス業」「石油・ガス」などと言う風な分類だ。

 

株というのはセクターごとに同じ動きをすることが結構ある。

 

これは外部環境つまり企業自体が決めることができない状況が共通だからである。

 

たとえば鉄鉱石というのは国際価格というのがあるので、鉄鉱石の価格が上がれば鉄鋼セクターの株はみんな下がったりする。

 

円高になると石油や天然ガスの調達コストが下がるので、電気・ガスセクターの株が少し上がったりする。

 

金融に対する規制がキツくなりそうだったら、銀行業やその他金融業の株が大幅下落したりする。

 

こういう風に業種全体にわたって影響があるような事があると、そのセクターの株価は共通した動きになることが多いわけだ。

 


証券のセクター

セクターは具体的にはこういう風になっている。

 

これは中分類で、この上に大分類というモノがあるがこちらは大雑把すぎるのであまり利用されていない。

 

  1. 水産・農林業
  2. 鉱業
  3. 建設業
  4. 食料品
  5. 繊維製品
  6. パルプ・紙
  7. 化学
  8. 医薬品
  9. 石油・石炭製品
  10. ゴム製品
  11. ガラス・土石製品
  12. 鉄鋼
  13. 非鉄金属
  14. 金属製品
  15. 機械
  16. 電気機器
  17. 輸送用機器
  18. 精密機器
  19. その他製品
  20. 電気・ガス業
  21. 陸運業
  22. 海運業
  23. 空運業
  24. 倉庫・運輸関連業
  25. 情報・通信業
  26. 卸売業
  27. 小売業
  28. 銀行業
  29. 証券・商品先物取引業
  30. 保険業
  31. その他金融業
  32. 不動産業
  33. サービス業
株売買の方法としては、違う動きをするセクターの銘柄を持つ方法と、上向きのセクターの銘柄ばかり買う方法があるだろう。

 

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