利益確定して、満足できるかどうかがポイント
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プロのトレーダーが、どういうタイミングで売り買いを決めているのか。
プロのトレーダーと言っても、色んな人が居る。
たとえば
- 機関投資家のトレーダー
- 中小ファンドのトレーダー
- 株売買で食っている個人の専業トレーダー
など。
これらはそれぞれ売買している銘柄も違うし、運用している投資金額も全く違う。
たとえば機関投資家は、数十億円から数百億円の資金を運用している事が多い。
もし数十億円の資金の運用を任されて、株を売買するとしたら…と考えると難しい。
ましてや、何割も運用成績を残さないといけないと言うことになったら、よほどうまくプランを建てて実行できないと、いけないわけだし。
株トレードで利益を出すためには、自分で買った株を、それ以上の金額で買ってくれる人が居ないといけない、
運用資金が潤沢なら、株を数十億円分買うのは簡単だが、それをさらに高く売るのは至難の業だ。
無理に株を売って現金化しようとしたら、相場を壊して大損失が出てしまう。
そう考えると、運用資金も少ないし、売買で相場を壊すこともない個人トレーダーの売買は、気が楽だ。
というのも個人トレーダーは、大損さえしなければ良いし、やりたくないときはトレードしなくて良いし、自分が満足しておればそれで良いからだ。
売らされても、満足できれば、それで良い
職業トレーダーの場合は、他人の資金を運用するわけだし、運用益がなければ収入も仕事も失う。
なので投資会社の従業員が食える程度は、絶対に儲けないといけない。
しかし我々零細個人トレーダーは、自分が納得できるトレードさえ出来れば、それで良い。
納得できなければ、塩漬けになろうと株は売らなくても良いし、逆に急落でブン投げさせられたとしても、別の銘柄で利益を出せれば、それで良い。
多少の誤差はあって、株の買い時に買えて、売り時に売れれば、利益は自ずと付いてくる。
特に「売らねばならないタイミング」で、株をちゃんと売れたとしたら、それはたとえ大損切りであったとしても、株トレードとして成功なのだ。
保有銘柄が下落トレンド入りしているのに、カラ売りヘッジも損切りもできずに、塩漬けにしてしまうことこそ、最悪の選択だ。
こういう最悪の選択をすると、我慢に我慢を重ねたあげく、我慢が限界に来て、ようやく損切りをしたら、数日後から切り返して株価が上がり出したりする。
これがいわゆる「セリング・クライマックス」というヤツだが、売りタイミングで売れなかったから、買いタイミングで売るという逆の事をやってしまうわけだね。
株の買い時、売り時を、日足チャートで決める
- ロウソク足が移動平均線の上に出たら買い、移動平均線の上にある間はキープ。
- ロウソク足が移動平均線の下に潜り込んだら、売り。
こういう風に、チャートで買い時と売り時を決めて、機械的に実行できるようになれば、あとはそれが実行できたかどうかで自分を評価すれば良い。
利益はそのうち付いてくるはず。
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