株価の動きが怪しくなったら、とにかく売り。
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株を始めた頃にはまだ、経験が浅いから、株価がどう動くか全く理解できなかった。
なので調子よく株価が上昇していたのに、突然として株価が下がり出すと、一体何なんだろうと慌てふためく。
そして「こんなはずはない」「これは一時的な下げだ」と思って、含み損が増えているのに損切りをためらい、どんどん損益が増えていくと言うことになる。
一般的には釈迦三尊なんていって、低い山・高い山・低い山が並ぶと、下降トレンドの始まりである。
基本的に株価が乱高下し出すと、それはもう下降トレンドの前兆であることが多い。
もっとわかりやすく言うと、昨日までの株の動きと違うなと思ったら、たいていは下げ始めである。
というのも株価が上がって頂点に達したら、勘のいい投資家は売り始める。
株価の上がり方が異常な場合は、上がったら二三日のうちに利食い・利益確定に走る。
そう言う人が増え出すとみんな怪しく感じ始め、そろそろ「下がるかな」という雰囲気になっていく。
だがその時点でも「まだまだ上がる」「上がるに違いない」と思っている投資家もいるので、ダーッと下がっても盛り返したり、翌日は大幅に上がったりして乱高下し始める。
あるいは日足チャートのロウソク足が、十字の形になったものが現れ始め、それが3日くらい続いたあと、突然大きな下げが始まり出す。
そして円高などで地合いが悪ければ、一気呵成に株価は急落する。
たとえばこんな感じだ。
ああ恐ろしい恐ろしい。
思い出すだけで震えが来るような下げのチャート
ダウントレンドの時は、もうどうしようもない
昨日まで上がっていた株が、ある日突然下げ出す。
こういうときはスパッともう売ってしまわないといけない。
スパッと売ってしまわなかった場合は、たいてい何万円も損をすることが多い。
しかしわずか2~3日で、1割も2割も平気で下がってくれるから、どうしようも手の施しようがない。
日経平均が右下がりになっていたりすると、下落は暴落タイプになるので、毎日毎日数万円ずつ資金が減っていくことになる。
この恐怖たるや経験したモノにしか分からないだろう。
恐ろしいほどの下げに出会うと、株を買うのがもう怖くなってやめてしまいたくなる。
私などデイトレードの最中にいきなり強烈な下げを経験して、もう笑っているしかなかったことが何度もある。
前場(午前中)はやや右上がりで、前日の終値より上に位置していた株価が、後場に入るやいなや下げだし、45度の角度で下がっていく。
そしてなんと8%もの含み損に。
損切りラインを明確にしていなかったせいで、損切りが遅れてしまうともうなんというか、何にもできなくなってしまうんやね。
そう言う形で何万も何十万も株で損をし出すと、株なんかやめてしまおうなんて真剣に思う。
が老後の生活費のためにやっているので、やめるわけにも行かないんだけどね。
だから日経平均が急落しているような時は、それでも値を下げていない銘柄を丹念に探して乗り換えるか、それとも全株処分してしまって3~4週間、株の売買を休む方がいい。
投資で一番大事なのは、投資資金の保全であり、失った資金を取り返すことではない。
下がった株では儲からないのだから、上がっている株を探して乗り換えるしかないのだ。