移動平均線とロウソク足で、機械的に売り時を決める
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株の売り時は、本当に難しい。
というのも、株を買ったと言うことは、それが上がるというイメージで買っている。
グングン株価が上がって、大儲け!というイメージを描いている。
なので、株価が自分のイメージと異なる動きをすると、どうして良いか分からなくなる。
たとえば、上昇すると思い込んでいる銘柄の株価が下がり始めると、「そんなバカな」「何かの間違いじゃないのか」と考えて、損切りできない。
また「この材料で株価3倍は堅い」などという思い込みも、売り時を逃しやすい。
株価がどこまで騰がるかは、変な話、誰にも分からなくて、突然トレンドが変わったりする。
ストップ高連発の銘柄でも、株価が2倍になったところで売りが急増して、そこで上昇が止まることも多い。
さらに株価2倍まで行く前に急落して、初動前の3割程度の株価で落ち着いたりすることも多い。
こうなると売るタイミングも難しいし、上手く売れなければ後悔ばかりの株トレードになる。
一ヶ月掛けて2倍くらいになった株も、ほんの3日くらいで3割くらい下がったりするしね。
では、プロトレーダーは、いったいどうやって売り時を決めているのだろうか。
買い時と売り時を、移動平均線とロウソク足で決める
プロのトレーダーが、どういう風に買い時と売り時を決めているのか。
その一端が垣間見えるのが、相場師朗(あいばしろう)さんの「うねり取り」だ。
うねり取りというのは、カラ売りと買いの両建てで利益を取るトレード方法だ。
株価が上昇している時は買いの比率を上げ、下落している時はカラ売りの比率を上げて対応する。
うねり取りは、株価の上昇局面でも、株価の下落局面でも、トレンドが発生している間は、利益を取ることが出来るため、プロのやり方なんだという。
では、どういうときに買いを増やして、どういうときにカラ売りを増やすのかというと、移動平均線とロウソク足で決めるらしい。
例えば次のようなチャートがあったとしたら、どこで買って、どこで売る?
日足チャートの例
相場さんの売買ポイントを、思いっ切り簡単にまとめると、
- ロウソク足の陽線が移動平均線を下から上に跨いだら、買い。
- ロウソク足の陰線が移動平均線を上から下に跨いだら、売り。
ということになるらしい。
上の日足チャートだと、この買いポイントは3カ所くらいあるし、この売りポイントは2カ所ある。
もちろん相場さんのノウハウは、こんなに単純ではなく、移動平均線の向きも参考にする。
またショットガン投資法では、上昇が始まってからの日数など、さまざまな法則で売り時を決めていらっしゃる。
詳しくは相場さんの教材で学んでください。