日足チャートの読み方 図解
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株価が上がるパターンはいくつかある。
現物売買をしている間は、上がると儲かるわけだから、上がり方には神経質にならなくても良いと思うが、これから買う銘柄が上がるかどうかを考える際には、上昇パターンの日足チャートを、いくつか覚えておいた方が良い。
まずは1~2週間ごとにトレンドが変わって、上がったり下がったりしながら上がっていくパターン。
ジグザグに上がっていく上昇パターン
上がるときは上昇期間が長めになり、下降期間が短くなる。
3日連騰して、2日ほど下がる。
5日連続して上昇して、3日下がる。
こういう動きで上がっていくパターンだ。
逆に下げるときは逆に下降期間が長めで、上昇期間が短めになる。
次は、低い位置でしばらく停滞し、そこから「思い出したように」上がりだすパターン。
株価低迷から上がり出すパターン
これは安定していた株価が、業績上向きのニュースで買いを集め始め、そこからジワジワと上がり始めるパターンだ。
ただし勾配が急になってくると、どこかでズドンと落ちる事も良くある。
一気に最初の株価まで落ちる可能性もあるので、高値づかみしたら要注意な上がり方だ。
日足チャートの読み方 図解その2
株が上がる場合のチャートパターン。
次は株価が上がってはもみ合いになり、そこからまた上抜けして、またもみ合いになるようなパターン。
このパターンの動きをする株は、下げるときも直前の揉み合い位置まで落ちて、そこからまた揉み合いになって、次の局面に移ることが多いようだ。
もみ合いが発生しやすい株の日足チャート
もみあいというのは、売りたい人と買いたい人が、大体同じくらいいる状態が続いていて、株の持ち主が入れ替わっている状況だ。
この状態から上抜けするか下抜けするかが、その後の株価の動向を示すことになる。
売りたい人が売り終わるのが速ければ、買い優勢になって株価は上がり出すし、買いたい人が買い終わるのが速いと、積極的に買いたい人が減り、株価は下がり出す。
最後は、ダラダラ下がっていたところから、ある日突然、上昇に転じる場合。
窓開け上昇のチャートパターン
こういう場合は、上げ材料があるかどうかで、その後の展開がかなり変わってくるのだが、高値づかみになりやすいので、デイトレでないと買えないパターンだ。
もちろん、リスクを取って買い付けても良いが、上がるか下がるかはバクチだし、しかも大きく動きそうな予感がするチャートなので、大損することも覚悟しないといけないチャートでもある。