「買ってもよい銘柄」をピックアップする
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株式を上場している企業は、東証一部だけでも約1600社もある。
他の市場に上場している企業も合わせると、合計で株式を上場している企業は4000社以上になる。
だから買い付ける株・銘柄は、最初は「買っても良い銘柄」だけに、絞っておいたほうがいいだろう。
この「買っても良い銘柄を絞る」というのは、非常に大事なことで闇雲に買い付けたりすると、たいてい大きな損をだしてしまう。
毎日株売買などしていると、思わぬマイナスを喰らったりして、「あれこんな株、何で買ったんやろ?」とか思ったりするがそう言うときはたいていピックアップした株でなかったり、ちゃんとチャートなどを見ていなかったりする。
あらかじめピックアップしてあったとしても、日足チャートが右下がりになっていたりすると、買い付けてもドンドン下がって損切りする羽目になる。
だからとにかくまず4000社ある銘柄から、自分が買っても良い銘柄を、20コくらいピックアップしておいたほうがいい。
底値株狙いの場合は詳細スクリーニングで底値株を探して銘柄をピックアップしておき、一ヶ月に一回くらいは銘柄を入れ替えればよい。
デイトレードの場合は、上昇率ランキングから、その日に勢いがある銘柄を選んで、リストを作っていけばよい。
どちらにしても日足チャートを読む力がまず必要だが。
チャートが右上がりの株だけ買う
株式投資は原則として、株価が上昇しなければ儲からない。
株価が下降局面でも、「空売り(からうり)」して儲けを狙うこともできる。
空売りというのは安定株主から、株を借りてきてそれを先に売り、後で株を買い戻して返すという方法だ。
ただし空売りは大損するリスクが高く、株式投資に相当慣れるまでは手を出さない方が無難だろう。
ということで最初は買っても良い銘柄のリストを作り、チャートが右上がりの銘柄を買うと言うルールで買えばよい。
ただし株価は毎日変動するわけで、トレンドも1ヶ月もすれば変わったりする。
チャートが右上がりの株のリストを作るのは意外と難しいので、あらかじめ「買い付けても良い銘柄」というのを100コくらいピックアップしておいて、それを投資ツールなどに登録しておけば良い。
で問題はその「買っても良い銘柄リスト」をどうやって作るかということだ。
これはまあ運用する資金の大小によってかなり変わるので、個々人でリストを作るしかない。
他人のリストをもらっても良いがかえってそれによって損したりする。
私もデイトレーダーさんの本のおまけサービスでダウンロードしたリストを使ってみたことがあるが自分には合わなかったりして損した経験がある。
こういう「買ってもよい銘柄リスト」というのは、投資家個人の投資スタイルによって、かなり内容が異なるものだから、結局は自分で選択する必要があるだろう。