デイトレードはそうとう疲れる
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デイトレとは一日の内に売買を終わる株式投資の方法だ。
さらに一日のウチに限られた資金を使って何度も取引することを、「ループトレード」などと言う。
たとえば朝一で「東芝」を買い付けて、それを10分後に売る。
売ったお金で今度は「日立」を買って、また15分後に売る。
こういう事を繰り返すわけである。
もちろんこれは一例であるが、そうやって資金の回転率を上げて、小さな利益を積み重ねていこうとするわけだ。
こういう売買を数秒単位や数分単位で行うことを「クイックトレード」とか「スキャルピング」と呼んだりするのだがこれはもうほぼセミプロの領域の株売買だと考えた方が良い。
老眼で反射神経も鈍った我々が挑戦しても、疲れるばかりで大した利益にはならない。
私も最初に一週間ほど挑戦してみたが疲れるばかりでさらに損も出してしまった経験がある。
というのも9時から9時半くらいまでは、株価の値動きが激しすぎて、ついて行けないし、上がるか下がるかは、ばくちに近い。
ただし、10時前あたりからのんびり始めるのであれば、デイトレードも可能で、結構面白い。
午前中から午後3時まで家にいるような場合、値上がり率ランキングから上昇傾向の銘柄を選んで、どこかでそれに乗っかってみるとよい。
ただしデイトレードで稼げる株・銘柄というのは、一日のウチに株価がドンドン変わる銘柄に限られる。
一日中株価がほとんど上下しない銘柄では、デイトレードでは稼ぎようがないからだ。
なので売買に加わる参加者が多くて、しかも値動きが大きい銘柄でしかで稼ぐことはできない。
しかしこういう銘柄は数が限られているし、それをたくさんのデイトレーダーたちが虎視眈々と狙っているわけだから、株式投資の初心者がそんなところに入り込んでも餌食になるだけである。
日中暇ですることがないような場合は挑戦しても良いけれど、疲れるし損をするリスクもけっこう大きいので、普通はあまりお薦めしない方法だ。