保証金維持率の確認方法
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信用取引をするなら、保証金維持率を毎日確認する必要がある。
信用取引とは信用によって融資を受けたり株を借りたりして取引きすることである。
なので保証金が足りなくなると、すぐに追証(おいしょう:追加保証金)を、入れないといけなくなる。
追証をすぐに補填しないと、信用建て玉は全部決済されて損失が確定してしまう上に、オペレーターの手数料まで、払わなくてはいけなくなる。
信用買いをしている場合は、株価が下がっているのに、さらに損失を勝手に確定されて、ダブルパンチだしダブルショックになってしまう。
なので信用取引をしている場合は、保証金維持率を常に監視しておかねばならない。
そして保証金維持率が下がってきたら、すぐに対処しないといけない。
追証を支払わねばならない保証金維持率は、証券会社によってまちまちだが低いところで20%、高いところで30%位になっている。
なので常に保証金維持率を確認しておかねばならない。
楽天証券のマーケットスピードでは、上部の「総合」タブをクリックし、左メニューの「信用情報」というところをクリックし、「検索」ボタンをクリックすれば確認できる。
楽天証券の保証金維持率確認画面(マーケットスピード)
保証金維持率を回復させるには
保証金維持率が証券会社の設定%より小さくなると、追証が発生する。
追証を入れてくださいというお知らせが来たら、すぐに追加の保証金を入金しなければならない。
証券会社によっては、そこで信用取引を決済(反対売買)して維持率を回復すれば、最悪の事態は避けられたりするようだ。
しかしそれ以前に保証金維持率は、常に高めに保っておいたほうが精神衛生上良い。
私などは追証のお知らせが来たとき、慌てふためいて売らずとも良い株を売ってしまったりして、大損した経験がある。
こういう経験は信用取引を始めた人にはたいていあるようで、どの本を読んでも追証の話が必ず載っている。
だから追証は一種の通過儀礼のようなものかも知れないね。
保証金維持率を回復して追証から逃れるには、
- 入金して保証金の額を増やす
- 代用証券(担保株)を売って保証金の枠を広げる
- 建て玉を決済(反対売買)して建て玉を減らす
信用余力の例
上の例は代用証券を売って枠を広げて、保証金維持率を24%から30%に戻した例だ。
これでもまだ危険水域なので、建て玉の含み損が小さいモノを決済する。
まあそれよりも、損切りを早くすると言う習慣を、身につけることの方が重要だが。