株が下がった時、どうする?
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株の下がり方を知ることは、売るタイミングを考えるのに重要な知識となる。
株というのは底値付近で買い付ければ、ほとんど損はしないものだが、しかしそう言う状態の株はそうそうないのが現実だ。
また底値だと思って買い付けても、二番底・三番底とさらに株価が落ちることもあるから安心はしておれない。
ある日上がり続けていた株が下げ始める。
ずっと横ばいだった株がズドンと急落する。
こういうときどう対処したらいいのか。
持ち続けても良いのか、それとも早めに損切りすべきなのか、その辺の判断は経験を積まないとわからない。
そして損切りすべきだと思っていても、いざ損切りしようとすると「やっぱりもう少し待った方が良いのではないか?」と考えて、損をさらに拡大させたりすることも良くある。
「知ってる」のと「うまくできる」というのが全く別のことであるのは株の世界でも同じである。
だがしかしまず「知っている」と言う状態をつくらないといけない。
それにはチャートの形を知り、下げる形を学習することが重要だろう。
もちろんチャートの形を知っていても、自分の手持ち株がそれに当てはまるのかどうか、それは実際に経験してみないと分からないものではあるが。
チャートをたくさん見るには、チャートを読む本とかチャート練習帳などと言った本がいくつか出ているので、それを読めばいい。
またマーケットスピード(楽天証券の投資ツール)などに狙う企業の証券コードを登録して、片っ端から見ていってもいい。
株価の下がり方
株価の下がり方には、大まかに言うと2つのパターンに分かれる。
それは「ドンと一気に落ちる」か「ジワジワと落ちる」かということだ。
ドンと一気に落ちる場合は、何か理由(下げ材料)があることが多い。
業績が悪いというニュースが伝わったり、販売実績が下がりそうだという報道があったり。
業績予想の下方修正が発表されたりすれば、当たり前だが株価はドンと下がる事が多い。
あるいは社員や系列会社でさまざまな不祥事などが発生して、ブランド価値が下がると考えられたり。
逆に業績が良くても、増資の発表や増資が予想されたりすると、株の価値が薄まるので2割ちかく下げたりする。
投資ツールやヤフーファイナンスでニュース検索すれば、そういうことは分かるのだがしかし検索しても分からない場合もよくある。
たとえば外国の機関投資家が何かの理由で保有株を大量に放出すれば、企業の業績に関係なく株価は大きく下げてしまう。
売買高の小さな銘柄だと、何もなくても株価は乱高下しがちだ。
仕手筋(してすじ=株価をコントロールして儲けようと言うグループ)が売り浴びせて大きく下げている場合も考えられる。
★乱高下するパターン。
売るタイミングを間違えると大損も。
しかしある意味ドンと落ちるパターンは、分かりやすいので対応もしやすい。