底値株かどうかを見分ける方法
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底値株を日足チャートで見分ける方法。
底値株は、株価位置が低い株なので、証券会社のスクリーニングツールで、株価位置が低い株のリストを作り、日足チャートを見て見つければ良い。
株価位置が低いと言うことは、つい最近、年初来安値をつけたばかりの株で、そこから多少戻したような日足チャートになる。
ただし、どういうチャートなら見込みがあるのか、それを判断する力がないと、どうしようもない。
ということで、次の日足チャートを見て、この銘柄の株が底値株かどうか、考えてみよう。
例題1 これは底値株かどうか?
例題2 これは底値株かどうか?
底値株かどうかを見分ける方法
ある銘柄の株価が今、底値かどうかを判断するには、底値とは一体何かをまず知る必要がある。
底値とは簡単に言うと「年初来安値」ということだが、株価が下がり続けていると、年初来安値はどんどん更新されてしまうので、年初来安値がそのまま底値というわけではない。
底値というのは「上昇トレンドの始まり」であり、そこから株価が上がりだした安値という意味なのだ。
なので底値かどうかは、その後の株価のトレンドが、上昇トレンドになっているかどうかで判断すれば良い。
上昇トレンドかどうかの判定法は、
- 直近の高値を更新した
- 25日移動平均線が右肩上がり
- 売買高・取引量が増えている
ということで、例題の解説だ。
底値株チャート 例題1の解説
底値株チャート 例題2の解説
例題1と例題2の日足チャートでは、
- 直近の高値を更新したかどうか
- 25日移動平均線が右肩上がりかどうか
- 売買高・取引量が増えているかどうか
一方、例題2のチャートでは、25日移動平均線を5日移動平均線が下から上に突き抜け、ゴールデンクロスを達成して上がっていて、上昇トレンドに入る可能性が見て取れるので、底値になっていると予想できる。
もちろん、例題1の銘柄でも、もう少ししたら直近の高値を更新し、上昇トレンドに変わる可能性はあるが。