直角三角形で日経平均のトレンドを読む方法
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株価のトレンドを読むには、日足チャートや移動平均線を見るのが常識だ。
ただし日足チャートや移動平均線だけではちょっと見づらい。
というので大きなトレンドを読む方法として、勾配(傾き)を表す三角形を描くという方法もある。
描き方は簡単で、日足チャートに傾きの直線を書き込み、それを斜辺とする直角三角形を描いていけばよい。
日経平均のチャートを使って描けば、こんな感じになる。
三角形を描き入れてみると、株価のトレンドがどうなっているのかが一目で分かる。
大きな三角形になっているところは、大きなトレンドであるし、小さな三角形になっているところは、短期的なトレンドと言うことだ。
勾配がキツい三角形は、急上昇あるいは急降下ということだし、勾配が緩い三角形は、穏やかな変化を表していることが分かる。
そして一番ハッキリ分かるのが、上昇トレンドか下降トレンドかっていうことだ。
上昇トレンドの場合は右肩上がりの三角形が大きく、右下がりの三角形が小さい。
下降トレンドの場合は逆に右肩上がりの三角形が小さく、右下がりの三角形が大きくなる。
下降トレンド中の株売買には気をつけろ
株で儲けるためには相場全体の傾向、いわゆる「トレンド」と言うモノを、確認しておかなければならない。
上昇トレンドの場合は、順張りでも儲けることができるし、押し目買いでも儲けることができる。
押し目買いというのは、上昇トレンド中の株だが、一時的に株価が下がっている所を狙う方法で、コレも実は上昇トレンドでないとダメなわけだ。
しかし相場全体のトレンドが、下降トレンドであった場合はそう言うわけにはいかない。
下降トレンド中には買った株・買った株、全部下がってしまうと言う目に遭う。
下降トレンドに入ったと思ったら、とにかく一旦株を手放して現金化しないと、ドンドン資金が減っていくという目に遭う。
なので常日頃から株式相場の大きなトレンドがどうなっているのかを、しっかり確認しないといけない。
上の図は日経平均の週足チャートに、三角形を書き入れたものだけれど、右下がりの三角形が大きくなってきたら、保有株は一旦現金化しておいた方がいいだろう。