市況関連株とは?
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市況関連株・商品市況関連株というのもある。
これは国際的な市場で取引きされている原油や原料などの価格に敏感に反応する株・銘柄のことだ。
セクターで言うと
- 非鉄金属
- 鉄鋼
- 海運
- 石油
- 石炭
- 商社
非鉄金属業というのはアルミや銅・レアメタルなど、鉄以外の金属の原料鉱を輸入して加工したり、どこかで精錬したりする産業(素材産業)だ。
携帯電話などの精密機器には、レアメタルを使っている場合が多いがレアメタルを産出する鉱山は偏っているし、景気の変動によって需給関係が大きく変わるので、国際価格が大きく変動しやすかったりする。
こういう風に海外での市況によって、原料の価格が変わるので、原料価格が上昇すると営業利益が減り、原料価格が下がると営業利益が増えるという関係になる。
具体的な株・銘柄名で言うと★非鉄金属セクター:住友金属鉱山(5713)・三井金属(5706)・太平洋金属(5541)★鉄鋼セクター:新日本製鉄(5401)・住友金属工業(5405)・神戸製鋼(5406)★海運セクター:日本郵船(9101)・商船三井(9104)★石油セクター:JXホールディングス(新日本石油・ジャパンエナジー5020)・昭和シェル(5002)★石炭セクター:三井松島(1518)日本コークス(三井鉱山3315)★商社セクター:伊藤忠商事(8001)・三菱商事(8050)・住友商事(8053)などということになる。
また三菱ケミカルホールディングス(4188)・住友化学(4005)を含む場合もある。
市況関連株は、景気敏感株・景気循環株にも関係があると言われているが基本的には原料価格の上昇や下降(の恐れ)に反応すると考えればよいようだ。