景気敏感株とは、景気が良くなるときに上がる株
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景気敏感株とは読んで字のごとく、景気に敏感に反応する銘柄のことだ。
株というのはたいてい、景気に敏感に反応するものだけれど、その中でも特に景気に敏感に反応する株・銘柄のことを、特に景気敏感株という風に言うわけだ。
具体的には素材産業(紙・パルプ・鉄鋼・化学)や工作機械、あるいは運送などの株・銘柄などが景気敏感株に分類される。
というのも景気がよくなるというのは、民間消費が増えることを言う。
民間消費というともったいぶった表現だが簡単に言うとスーパーや小売店でものがたくさん売れ、美容院やコーヒーショップが混むということだ。
アパートや不動産の空室率が下がって、今まで閉まっていた商業地の物件に、新しくお店が入ったりするということになる。
こういう風に物やサービスが売れ、不動産に入居者が入ると言うことが、民間消費が増えると言うことになる。
民間消費というのはGDP(国内総生産)の6割以上を占めるので、経済成長は民間消費に大きく依存していると言うことになる。
で民間消費が伸び出すと、多くの企業が物やサービスをもっとたくさん生産しようと準備し始める。
このときに必要となるのが原材料や加工のための機械・設備なわけだ。
景気敏感株は低迷していた景気が上向きになり始めたときに急に注目を浴びて株価が急上昇する傾向がある。
一方、景気敏感株と反対の動きをするのが「ディフェンシブ銘柄」「ディフェンシブ株」というモノである。