損切り貧乏 損切りばかりで資金を減らす
更新日:
株式投資で最初にする失敗は、「損切りが遅れて大損する」と言うことである。
損切りのタイミングが分からず、含み損を山ほど抱えて身動きができなくなってしまうのだ。
そして損切りができるようになると、次にぶち当たるのが損切り貧乏だ。
損切り貧乏というのは、損切りばかりして資金を減らしてしまうことで、FX投資なのではよく使われる言葉だ。
FX投資とは為替投資で、為替レートが上がったり下がったりするのに賭けるわけだが動きが目まぐるしいので失敗しやすい。
上がると思って買ったら下がり、下がると思って売ったら上がり、そのたびに損切りして貧乏になるわけだ。
こういうことって、実は株式投資にもよくある。
特にデイトレードでは、上昇トレンドの株でも一時的に大下げする日があって、そこで損切りを余儀なくされて損切り貧乏になりやすい。
さて、FXで損切り貧乏になる原因は、入り方と値動き幅(損切りラインの設定)が、間違っていると言うことになるらしい。
値動きの激しい時間帯や、トレンドがハッキリしないタイミングでエントリーして、それで損切りが多発してしまう。
トレンドの途中にエントリーすれば、上がるにしても下がるにしても、ある程度上下に損切り幅が広くとれるので、さほど損切りしなくても良い。
しかしトレンドの変わり目近くでエントリーすると、読みが上がれば大きく儲かるが、読みを外したらすぐに損切りラインを超えてしまうのだ。
それなら初めから、損切りラインを大きめに設定すればよいのだが、それは嫌らしい。
なので上がっては損し、下がっては損し、上下で損をする。
入るタイミングと、値動き幅を読め
思わぬ損をするときと言うのは、決まって値動きの激しい時である。
値動きが激しいので、読みが外れると、途端に大きな損が出てしまうのだ。
デイトレードでも、朝9時半までの値動きの激しい時にはどんどん上がり、そこから右肩下がりになって、それで大損するようなことはよくある。
私なんかはデイトレするとき、よくそれで失敗するので、少なくとも9時半過ぎまでは「見に徹して」、買いに入らないというルールを作っている。
でもやっぱ株価がみるみる上がっているのを見ると、ついウッカリ買いに入って損しちゃうんだよねえ。
そういう場合はもう、デイトレでなく、ウィークトレードに切り替えるべきなんだろうけど、他にみるみる上がっている銘柄があると、損切りしてそっちに乗り換えてしまう。
でも、値動きが激しい時間帯で作った損は、値動きが緩い時間帯では取り返せないので、トータルではマイナスになって、損切り貧乏になってしまうのだ。
株式投資の場合は、前日うまくいった銘柄が下がると、こういう失敗をしやすい。
前日の良いイメージがあるため、今日もうまくいくのではないか?と思って、トレンドがハッキリしない状態で買いに入って失敗するのだ。
損切り貧乏にならないためには、
- 値動きの激しい時間帯には取引をしない
- 損切りラインを広めに設定したり、投資金額を控えめにする