株は上がったら買い、下がったら売る記事一覧

株売買を始める準備が一通り終わったら、次は「どの銘柄を買うか」と言うことになる。銘柄(めいがら)というのは簡単に言うと、投資する企業のことである。たとえば「ソニー」だとか「東芝」だとか「トヨタ自動車」なんて言う企業になる。これらの企業の株には、証券コードとか銘柄コードという4桁か5桁の番号が振ってあって、電話で注文を出す場合は、証券会社のオペレーターに電話でコードを言って注文する。ただしネットで売...

株で大きく儲けるには、底値の株を買えばよいとよく言われる。底値で買って最高値で売れば、それだけ利益幅は大きくなるから、これは理想的である。ただし最高値で売れるのは、本当に偶然である。というのも最高値を過ぎてしばらくして、ようやく「あああのときが最高値だったな」と気が付くものだから。そしてそれは「最安値」や「底値(そこね)」に関してもいえる。最安値や底値を過ぎてから「ああ、あの時がそうだったな」と気...

底値株の見つけ方。楽天証券の「スーパースクリーナー」で探してみよう。まず楽天証券にログインして、「国内株式」>「株価検索」>「スーパースクリーナー」と進む。スーパースクリーナー(楽天証券のサイト)因みにマーケットスピードで、スクリーニングする際も、このサイトへ誘導される。スクリーニングではまず左側のメニューで、投資予算金額を設定する。詳細検索項目で「検索条件追加」をクリック検索条件の選択画面が出て...

底値株で儲ける方法というのは、長期的に株がどう動くかを熟知していないと難しい。底値にある株の見つけ方は簡単だが、問題は「これから上がるかどうか」という見極めだ。というのもまだ下がるかも知れないし、下がらないけど上がりもしないかもしれない。そのためには日足チャートや、PBRなどの情報もチェックする必要がある。楽天証券の詳細スクリーニング画面では、株価やPBRやPER情報も知りたければ、3番目のブロッ...

株の買い方には、順張りや逆張り、底値株狙いや高値株狙いなどと、色んなタイプがある。順張りというのは上昇トレンド中にある株を買うと言うことで、すぐ上がりやすい。逆張りというのは下降トレンド中にある株を買うことで、反発して株価が上がれば儲けは大きい。底値株狙いは底値付近にある株を買うことで、上がり出すと儲けはもっとも大きくなるが、買い付けてからすぐ上がらないことが多いので、イライラさせられるのが難点だ...

底値株の見つけ方のつづき。証券会社のツールを使って、候補銘柄をいくつかピックアップしたら、次は日足チャートや週足チャートを見る。日足チャートや週足チャートから、これから上がりそうかどうか、考えるわけだ。では、どういうチャートなら底値株だと言えるかというと、こんな感じのチャートだと可能性がある。底値株?の日足チャートこの銘柄は半年前に高値をつけて、そこから下落して下降トレンドに入り、2回ほど上昇の気...

底値株を日足チャートで見分ける方法。底値株は、株価位置が低い株なので、証券会社のスクリーニングツールで、株価位置が低い株のリストを作り、日足チャートを見て見つければ良い。株価位置が低いと言うことは、つい最近、年初来安値をつけたばかりの株で、そこから多少戻したような日足チャートになる。ただし、どういうチャートなら見込みがあるのか、それを判断する力がないと、どうしようもない。ということで、次の日足チャ...

底値で株を買いたいという個人投資家は多いだろう。底値で買って、最高値で売れば、理論上は利益が最大になるので、そういう気持ちは分からないではない。ただし株売買を何年もやっていると、そんなのは株を知らない初心者のたわごとで、逆に大失敗するのが目に見える。なぜなら底値株狙いは、非常に危険だからだ。底値株を見つけること自体は簡単だ。証券会社などのスクリーニング・ツールで、株価位置が低い銘柄をピックアップす...

底値株狙いは、素人には難しい。というのもどこが底値なのかというのは、後になってからしか分からないからだ。また底値だと思って買い付けたらさらに二番底や三番底があったりして、ズルズルと含み損を増やすことも多いからだ。儲かる底値とは、あくまでも、上昇トレンドに切り替わる直前の安値であり、上昇トレンドの始まりの点を指すのだ。しかしこれから上昇する株の、底値をその日にぴたりと当てるなんて、株式投資のプロでも...

底値株狙いというのはある意味、理想的な儲け方だ。アホみたいに安い材料で、アホみたいに高い商品を作って売る様な話である。しかしこれは資金力と忍耐力がないと、なかなかできない話である。「底値株狙いは儲かるか?」のところで考えた東芝の例でも、底値から5月初めの最高値までは3ヶ月以上もあるし、この時点ではまだ上がり続けているので、どこが最高値かは分かっていない。前回の最高値が550円くらいなので、この辺が...

株で儲けるには、上昇トレンドに乗っている銘柄を買うのが一番確実だ。たとえば「年初来高値」を「更新」した株は、さらに上がり続ける可能性が大きい。年初来高値というのは「今年の最高値」ということで、4月から12月の間はその年の1月からの最高値だ。1月から3月までは、データが足りないので、昨年の1月からの最高値が「昨年来高値」という形で発表される。年初来高値の株は毎日必ず発表されるので、こういう株を見つけ...

株式投資の本を読むと、投資の参考情報には2通りある。「テクニカル分析」と「ファンダメンタル分析」というやつだ。テクニカル分析というのは、日々の株の動きの動向を重要視する投資法で、デイトレードやスイングトレードに適した分析になる。日足チャートや一目均衡表、そのほかにも様々な分析方法があって、刻々と変わる状況で判断する。いわば「ミクロ分析」というやつだ。もう一方の「ファンダメンタル分析」というのは、企...

株式投資を始めて一番不可解なのは、銀行株の値動きだ。メーカーなら新しい商品を開発したとか、新しく工場を建てただとか、新しい需要が生まれたとか、そういう材料で株価が上がるのが分かる。実際原発銘柄である東芝だとか日立だとか言った企業は、アメリカでの原発需要や途上国での原発需要に対して、政府が売り込みに積極的になっているため、株価も右肩上がりになっている(2010年5月時点)。自動車なども欧米やヨーロッ...

株式投資では日足チャートを、「山登り」に例えると言うことがよくある。上昇トレンド中の銘柄のチャートは、右肩上がりになっていて、山を登っているなという感じだから、このたとえはけっこうしっくり来る。そう言う風に山登りに見立てて日足チャートを眺めると、なだらかな山は下げるときもなだらかになっていることが多い。なだらかな山は下げもなだらか?日足チャートの勾配(こうばい=傾きのこと)がなだらかな銘柄は、その...

株価が上がるパターンはいくつかある。現物売買をしている間は、上がると儲かるわけだから、上がり方には神経質にならなくても良いと思うが、これから買う銘柄が上がるかどうかを考える際には、上昇パターンの日足チャートを、いくつか覚えておいた方が良い。まずは1~2週間ごとにトレンドが変わって、上がったり下がったりしながら上がっていくパターン。ジグザグに上がっていく上昇パターン上がるときは上昇期間が長めになり、...

株の下がり方を知ることは、売るタイミングを考えるのに重要な知識となる。株というのは底値付近で買い付ければ、ほとんど損はしないものだが、しかしそう言う状態の株はそうそうないのが現実だ。また底値だと思って買い付けても、二番底・三番底とさらに株価が落ちることもあるから安心はしておれない。ある日上がり続けていた株が下げ始める。ずっと横ばいだった株がズドンと急落する。こういうときどう対処したらいいのか。持ち...

株を売るのは難しい。というのも決まった売り方というのがないからだ。株の買い方というのは、ある意味簡単だしパターンがある。買ったあとにその株が上がると判断できるところが買い目で、できれば底値付近で買えれば、リスクも少ない良い買い方ということになる。しかし売り時というのは難しい。たとえば「含み損」があるとき。買ったときより株価が下がれば、含み損を抱えてしまうので売りにくい。買い付けるときは上がると思っ...

株式投資で難しいのは、上がる株を見つけることではなく、株をうまく売り抜けることだ。ただ安値で買って高値で売れば良い、と言うだけの話であるが、そう簡単ではない。保有株の株価が上がっているときは、株が下がり始めた時が売り時になるのだが、買ったときより株価が下がっているときは、いつ手放すべきかが非常に難しくなる。株を買い付けるときは「まだ上がるだろう」と思って買い付けるわけだから、そう思うのは当たり前の...

株の売り時は、本当に難しい。というのも、株を買ったと言うことは、それが上がるというイメージで買っている。グングン株価が上がって、大儲け!というイメージを描いている。なので、株価が自分のイメージと異なる動きをすると、どうして良いか分からなくなる。たとえば、上昇すると思い込んでいる銘柄の株価が下がり始めると、「そんなバカな」「何かの間違いじゃないのか」と考えて、損切りできない。また「この材料で株価3倍...

プロのトレーダーが、どういうタイミングで売り買いを決めているのか。プロのトレーダーと言っても、色んな人が居る。たとえば機関投資家のトレーダー中小ファンドのトレーダー株売買で食っている個人の専業トレーダーなど。これらはそれぞれ売買している銘柄も違うし、運用している投資金額も全く違う。たとえば機関投資家は、数十億円から数百億円の資金を運用している事が多い。もし数十億円の資金の運用を任されて、株を売買す...

「踏み上げ相場」(ふみあげそうば)と言う言葉をたまに聞くことがある。踏み上げ相場というのは、信用取引で行われる空売りの残高が積み上がっているときに起こる現象だ。株式取引には実物の株を売買する「現物取引」と、株を買う資金や株を借りて行う「信用取引」があり、信用取引では通常、手持ち資金の3倍まで借りて、株式取引をすることができる。これは株式取引を活発化して、市場をスムーズにするという役目があるのだが、...

株を売買しようと思う場合、信用売買の残高も見ておく必要がある。信用売買というのは資金を借りて株を買ったり、株を借りて売ったり(空売り)する取引で、どれくらいの信用売買が行われているか、定期的に発表されることになっている。速報値は毎日、確定値は一週間毎で、確定値は週の初めに発表される。たいてい「板情報」などの情報の下に、その銘柄の信用取引情報が載っている。この信用取引の残高情報には二種類あって、信用...

信用取引や先物取引などで、決済が済んでいない売買のことを、建玉(たてぎょく)とかポジションと呼ぶ。たとえば信用取引でカラ売りをする際には、どこかの時点で反対売買をしないといけながそれがまだ為されていない場合、これを「売り建て玉」とか「売りポジションがある」などという。逆に信用買いをしている場合は、「買い建て玉」とか「買いポジション」というわけだ。この売り建て玉(売りポジション)と買い建て玉(買いポ...

日経平均の下落が続くと、どこかのタイミングで大幅下落が起こる。ピークを過ぎた株・銘柄はもちろん大きく下げるし、逆行高で上がっていた株まで、上値が急に重くなり、上昇が止まる。株価が下がり始めると利益確定の売りが増え、さらに空売りによる売りも増えてくるから、下落に勢いがついて大暴落になることはよくある。ただしこれは通常、特定の株・銘柄についての話で、他の株・銘柄の値動きとは直接関係がない。ところが日経...

板情報(気配値)を見ていると、株価の動きが読めるときがある。それは「買い板」と「売り板」の厚さの違いから読めるのだ。買い板とは、板情報における買い注文側の数量で、右の図では左側に示されている。125円で14,200株、124円で24,600株、123円で45,000株、と言う風に売り注文が出ている。一方の売り板とは、板情報の売り注文側の数量で、右の図では右側に示されている。120円で69,600株...