新株予約権無償割当(ライツ・オファリング)とは

株式投資で怖いのが、「増資(ぞうし)」である。

 

というのも増資の発表があると、たいていの場合、株価が下がってしまい、ひどいときには2割も下がるのだ。

 

増資とは簡単に言うと、「新しい株式を発行する」ということで、企業の儲けが変わらないのに、株式の発行数だけ増えるから、一株あたりの価値が減ってしまうのだ。

 

企業が新しい有望な分野に進出して、利益を増やすために行う設備投資のための増資なら、ある程度は下落が抑えられる。

 

がしかし、そういう設備投資ではなく、銀行などが自己資本比率を上げるためだけに、増資を行うと、ドーンと株価がさがってしまう。

 

だから銀行などの株を買うには、増資が発表された後に、株価が十分に下落したときにしないと大損してしまう。

 

ただし、株価が大きく下がらない増資法や、増資に変わる資金調達法というのも、最近は利用されるようになってきた。

 

その一つが、「ライツ・イシュー」とか、「ライツ・オファリング」という増資法だ。

 

日本語では、「新株予約権無償割当」なんていう。

 

これは、増資をする際に、既存株主に新株を割安で買う権利をタダ゙で与えるものだ。

 

既存株主で、新株を割安で買いた人は、代金を払い込み、新株を買わない場合は、この新株購入権を、市場で他人に売ることで株価の下落分を補うと言うものだ。

 

新株予約権は、1株あたり5円とか10円で売買されるので、株価が5円とか10円くらい下がった分を補填できることになる。

 

まあ、気休め程度だけど、無いよりはマシかな。

 


企業の資金調達方法の色々

株式会社は、資金が必要になると、いろんな方法で資金を調達する。

 

一番簡単なのは「銀行からの借り入れ」でデット・ファイナンス(Debt finance)とも言う。

 

デット・ファイナンスは、借入金に対して毎年利息を払わなければならないので、企業の儲けを減らすような調達法だ。

 

また企業の資産バランスを示す貸借対照表では負債になるので、資産合計が減って倒産リスクが増すことになる。

 

借入金が増えると利払い費用が増え、企業利益を圧迫するから、売り上げが少し落ちたくらいでも、一気に倒産危機に陥ってしまうわけだ。

 

日本一のスーパーだったダイエーも、銀行借り入れによる拡大路線がたたり、グループ全体の借入金が2兆円近くになって、プロ野球球団も、ローソンも手放した上、イオングループの傘下に入ることになったね。

 

銀行借り入れが増えると、そうやって企業経営が、綱渡り状態になってしまうわけだ。

 

日本やドイツは戦後、敗戦によって、国内から資金調達が難しくなったから、永らく銀行借り入れが企業の資金調達の主流だったが、それが非常にリスクの高い方法になってしまったわけだ。

 

そこで90年代からは、有利子負債を減らすことが、企業にとって非常に重要な課題になり、代わりに新株発行による「エクイティ・ファイナンス」(Equity finance)や、不動産などの手持ち資産を証券化して資金を調達する「アセット・ファイナンス」が増えた。

 

アセット・ファイナンスの場合は、本社ビルなどの不動産を証券化して、有利子負債を減らすための手段として使われ、エクイティ・ファイナンスでは、一般公募による増資や第三者割当増資によって、新株を発行して資金調達が行われるようになった。

 

ただ公募増資では、株式の希薄化が起こったり、第三者割当増資では、経営者の持ち株が減るため、経営陣自体も変更になるなどのリスクがあり、それをいくぶんやわらげる方法として、ライツ・オファリングという方法が取り入れられるようになったワケだ。

 


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