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小さな損を惜しんで、涙の損切り

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高値づかみ・高値放し法は、リスクが高い。

 

失敗すると9勝1敗でも、たった一回の失敗で、積み上げてきた利益が吹っ飛ぶ。

 

私も先日(2010年5月)のギリシャ・ショック(ギリシャの国債問題)での世界同時株安で大失敗した。

 

保有株の株価が大幅に、しかも連日下げて、あっという間に資産の1割以上が吹っ飛んだ。

 

中には業績を下方修正したとたん、いきなりストップ安になった銘柄もあって、損切りするチャンスもなく、3割下げたところでようやく損切りできた。

 

株価の暴落パターン 日足チャート

 

しかし振り返ってみると、この大損、きちんとルールを守っておれば、損失は半分以下に抑えられたはずだった。

 

  • ダメだと思ったらすぐに損切りする。

     

  • 常に購入余力を3割程度持っておく。

     

  • 週末には購入資金の6割前後まで保有株を減らしておく。

     

というのが自分の決めたルール。

 

これがゴールデンウイーク前に守れず、「あまり期待できない銘柄」を、ずっと持ち越してしまったのが最大の原因だった。

 

あまり期待できないというか、間違って買い付けた銘柄を、すぐに損切りせず、ズルズルと何日も持ち続けた結果、それがギリシア・ショックで含み損を、急激にふくらませる結果になった。

 

小さな損切りをためらい売りをためらったために、資金の一割を失う羽目になったというわけだ。

 


振り返れば損切りチャンスはあったのに、、

下方修正でストップ安になった銘柄を、損切りするのはやむを得ない。

 

だがそうでない銘柄でも弱い銘柄は、外部環境が悪化したら一気に下がってしまう。

 

高値を支えていたつっかえ棒がはずれてしまい、フリーフォールみたいに真っ逆さまに落ち出す。

 

こういう銘柄は後から考えると、「雰囲気で上がっていた」ということだろう。

 

なので金融市場に混乱が起こると、真っ先に売られ始める。

 

人気のある銘柄は多くの投資家に注目されているので、毎日上がったり下がったりを繰り返しているが、参加者が増えれば増えるほど株価は上向きになっていく傾向にある。

 

しかし人気と実力は別の話だから、一度市場が不安に駆られると、実力のある手堅い銘柄に資金がシフトし、人気だけの銘柄はドンドン売られる羽目になる。

 

こういう人気先行の銘柄の場合は、何かあるともう身投げのように落ちて、一気にストップ安になってしまう。

 

ストップ安 日足チャート

 

★崖から身投げ状態(いきなりストップ安)この落ち方は、反発して戻すレベルじゃないね、こうなるともう泣く泣く損切りするしかない。

 

しかしこの日足チャートをよく見ると、損切るチャンスは二日前や三日前にちゃんとあったのだ。

 

ギリシャのソブリンリスク問題は、これより前から発生していたから、さっさと売って様子見しておれば良かったのに、小さな数千円の損切りを惜しんだために、大損を喰らう羽目になってしまったというわけだ。

 

まさに見切り千両、損切り万両だね。

 


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